2009年11月30日月曜日

【73】ヒーコヒコヒコスッポン


2009/11/28(土)@シネマヴェーラ山城新伍特集
『温泉スッポン芸者』
いやあ、凄く面白かった。
家族に女子大生と偽ってストリップをしてたのがバレたスッポン屋の娘、杉本ミキティが、死んだ姉の借金を返すために温泉芸者となるんだが、とんでもない名器の持ち主であったっちう。
そんで最後に女体ブローカー・竿師段平こと名和宏と、頂上対決をするんだが、スッポンなもんだから雷が鳴らない限り食いついたら離れないのよね。
山城新伍は段平の戦友で、女体改造屋でかつ、毛相(もちろん下の)屋で、適当なこと言いまくってて超わらた。
しかし笑うだけでなく、好きな女の石膏を作ったら別の女に無残にブッ壊されるシーンは胸にキュンと来るものがあったりと、ガッツリした笑いの中にコッソリした感情が盛り込まれてる感じでそこが凄く気に入りました。

シネマヴェーラは二本立てで、この日は鈴木則文と竿師段平のトークショーがあったので、昼過ぎの早い時間から行ってた。
そんなにまだ人の居ないロビーでポーッとしてると、他の映画のチラシを見てたおじいさんが受付のおねいちゃんに「関係者席ありますけど!」とか「すっぽん芸者の回まで、別の映画を上映するのであと2時間ちょっとありますよ!」とか言われてた。
そのおじいちゃんは「いやー、別に席はどこでも観れればいいからー」「前の回のも観るからー」ってニコニコ答えてた。
結局トークショーで登場したときに、あのじいちゃんは鈴木監督だたのか!と知ることになるのだが。

鈴木監督は、温泉芸者シリーズでは温泉街にはあって、日常にはないハチャメチャな「享楽」をテーマに描いているが、そん中にも自分の中で大切なシーン、山城と名和が戦歌を歌うシーン(上映中は大爆笑が起こったシーンなのだけど)では未だに戦争で亡くなった父や兄を思い出して号泣してしまうんですよねぇ。てゆってた。
そんな感じでちょいちょいと他の作品にも自分だけのスペシャルなシーンをこっそり盛り込んでるそうだ。
名和さん(物凄く謙虚なおじいさんだった)はこの映画に出たのは40歳のときらしいが、それから37年経った今観ると、若気の至りみたいな役ですねぇってゆってた。
二人とも、山城新伍のことは千人斬りなんつってたけど実は凄くマジメで、日本が映画全盛の時代に映画に囲まれて育った映画大好きな男だったってゆってました。

【72】走馬灯みたいな


2009/11/28(土)@シネマヴェーラ山城新伍特集
『本日またまた休診なり』
2000年に山城が監督脚本をした作品。
繋ぎやラストがブツ切れで気にはなったものの、日常の一コマを丁寧に描いてある、一つ一つのシーンがとても良かった。
京都の町医者だったお父さんラブな作品でした。
山城の最期を考えると、切ないのキモチになった。

2009年11月24日火曜日

【71】Double Negative-ハウメニーいい仕事


2009/11/21(土)@歌舞伎町ミラノ
『2012』
2012年に地球が滅亡するというマヤ文明の予言を、惑星が直列に並ぶことによって地球のコアが熱により爆発と解釈して、みんなどうするかという話。
太陽と北風じゃないけど、もう熱によって爆発物が振ってきて、地割が起こりまくり、溶けた氷が津波となって市街地にまでおよぶような災害は、同監督のトゥモローワールドでNY市立図書館の本を焼いて暖を取るといったようなシノギじゃどうしょうもないように見えて、あくまでもこの映画内においてだけど、絶対絶命状態なのだということがわかった。
政府から選別された優秀な遺伝子を持つ人間と金持ちはノアの方舟に乗れるわけだが(そこでもまだ安心できないのだが)、じゃあそうではない人達はどうなってくかというと、災害が起こってから自分が死ぬまでの間、先に逝くたくさんの人達に残される、ときには見殺しのような状態になってしまうこともありえるというわけだ。
それはもう、ほんとうに辛いことなので、、、、絶対いや。
ただ、映画を観てて生き延びようとする主人公は人の親だということは私とは立場が違うので、自分一人の問題では無いのだろうなぁとも思った。

ウッディ・ハレルソンが凄くいいキャラでお気に入りだった。
彼が自然と対峙した様子は、『ミスト』のラストで、ああこれはほんとに敵わないなと見惚れてすらしてしまった、スクリーンで見上げたあの巨大な化け物を観たときのようなものだったのではないかと思う。

CGは凄かった!
このデジタルな世の中で、アクション数珠繋ぎでCGの洪水や、CGお腹いっぱい状態に陥りガチだけど、作りこみというか情景描写としての細かい作りこみが凄いと思った。(駐車場で車の警報が地割れにそって鳴っていくシーンとか、ローマの天井とか、ネタ出し楽しそうだ)
「2012」というタイトルの持ってきかたもすごいかっこいいなあと思ったし、地割れとリムジンのチェイスシーンはまさにアトラクションそのもので、身体ごと持ってかれた。

まぁ映画観終わったあと一緒に観てた貴族と、我々の財力と遺伝子じゃ方舟に乗るなんて無縁だわなと話してた。

2009年11月16日月曜日

【70】フィリップ・シーモア・ゴフマン


2009/11/15(日)@シネライズ
『脳内ニューヨーク』
フィリップ・シーモア・ホフマン扮する舞台の演出家が、自分に最近起こったことの一コマを演劇として焼直すお話。
現実で起こり得ないことや、時間の流れを主人公自身把握してなかったり、抽象的な小難しい言葉ばかりなので、これは夢落ち?むしろ夢落ちでありますように(救われないような話が多いので)と思ったが・・・
この手のお話は、主人公に感情移入とか好きなとこを見つけたりとかが出来ないと厳しいよなあ。

2009年11月11日水曜日

Bootzilla Tweety from Funkateers' Planet!

大変な仕事が続いて随分とヤサグレましたが、パーティしたり山に登ったり温泉行ったり映画いっぱい観たり遊んでるうちにスッカリ毒抜き成功しました。
Yabba Dadda Doooo!


昨日一目惚れしたぬいぐる。
師匠と待ち合わせする前に見つけたもので、師匠のとこに弟子入りさせようと思ったが、きっと自分のも欲しくなるに違いない、と思って、自分用にも養子として迎え入れました。
たくさんファンキーな音楽を聴かせて手塩にかけようと思いM・ASS!

【69】ろけんろー


2009/11/10(火)@武蔵野館
『パイレーツロック』
ラストシーンが、結構引っ張るなあ~という印象と、途中の細切れな音楽や場面の繋ぎが気になった。
けど、かわいー桃源郷だなーと思ったし、笑うシーンもいくつかあったし、楽しみました。
黒髪のハンサムボーイ&ロック&少し父親探し的要素もある本作が、昨年観たアクロスザユニバースを少し思い出したけど、向こうは全編ビートルズ、こちらは一曲たりともビートルズ無しとゆー。
大人の事情ブヒね~(><)

【68】ざかざんざかざん


2009/11/10(火)@バルト9
『母なる証明』
うぅむ。。。
作りも、音楽も、映像も、演技も、もんのっっすごい丁寧な作りながらベンツ飛び蹴りやペットボトルのお水トクトクでプッとブレイクが入ったり、とにかく濃厚。
そして、私が思う母の姿がそこにあった。

2009年11月9日月曜日

【67】寄声の猫目は会いたくない


2009/11/8(日)@新宿ピカデリー
『PUSH』
全編香港ロケで、好き~な雰囲気が漂う映画でした。
ダコタファニングの髪のメッシュとか超能力とか、なんだかレトロ?な感じで。
どんな種類の超能力がある、とか力の差の優劣がちょっと分かりにくかったんだけど、雰囲気でオケイw
それと、刷り込みの記憶を人に植え付けるってのはめちゃくちゃ怖いと思いました。
もっと香港臭が漂うポスターがあればいいのにー!
サントラもかなり気になった曲↓があったんだけど、オフィシャルのサントラはリリースしてないみたい。
Radio Citizen - The Hop (Feat. Bajka)

【66】「ポラロイドじゃないんだからっ」


2009/11/8(日)@K's cinema
『ドゥーニャとデイジー』
チリ毛族になって暫く経つが、映画における、チリ毛=ビッチの法則が気になる今日この頃。
それはさておき、おそらくは編集でカットされて荒くなったであろう部分は否めないものの、とても楽しみました。
愛があると勘違いしてた男の子供を妊娠したガールと、親から決められたフィアンセと結婚しなきゃならないガールのロードムービー。
とてもラブリィで、父親再会のシーンではジィンと来ちゃったりして!
全編通して色彩がとってもキュートでした。

2009年11月5日木曜日

【65】This is "real" Spainal Tap


2009/11/4(水)@六ヒルシネコン
『ANVIL』
もー、ここ2ヶ月くらいある案件で振り回されっぱなしでムキムキ溜まってたのだけど、ようやくゴール直前までこぎつけた。
昨日は久々に映画が観れる時間に帰れそうだったので、普段はほぼ行かないシネコンだけど、六本木と吉祥寺しかやってないので、行って来たなり。
上映の10分前に仕事の電話がかかってきてブルシットだったけど、スクリーンに入ると、普段の水曜はOLでゴッタ帰すであろうこのシネコンが、痩せたロン毛のナイスミドルがちらほら居て、おぉ・・・!と思ったのだった。
満席であった。

スパイナルタップは限りなくリアルに近い偽のドキュメンタリーだけど、こちらはホントにリアルなの?ってくらいドラマチックで構成や展開もバッチリすぐるくらいなドキュメンタリー。
とてもいいシーンが沢山あったな~。
ロブの描いたウンコの絵と、英語の発音が電話で上手く通じなくて、AはASSのA!SはソドムのS!と怒鳴る女マネージャーのシーンでは単語のチョイスに爆笑したけど、決して笑うシーンでは無いとこで客席から笑い声が起きると、どうしてそのシーンを笑えるのか小一時間問いただしたくなった。
今年観たばかりだけどかなり大切な映画となったレスラーを、凄く彷彿とさせたシーンがあって、胸がキュンキュンしたのだけど、その後のシーンで妻達やネーチャンが凄くイイ女で安心し、物凄くホッコリした気分になった。
ちょっと、リップスとロブはウェインとガースのように思えたけど、、そんなことにゃい??
とにかく愛しき男達であった!