
2009/11/28(土)@シネマヴェーラ山城新伍特集
『温泉スッポン芸者』
いやあ、凄く面白かった。
家族に女子大生と偽ってストリップをしてたのがバレたスッポン屋の娘、杉本ミキティが、死んだ姉の借金を返すために温泉芸者となるんだが、とんでもない名器の持ち主であったっちう。
そんで最後に女体ブローカー・竿師段平こと名和宏と、頂上対決をするんだが、スッポンなもんだから雷が鳴らない限り食いついたら離れないのよね。
山城新伍は段平の戦友で、女体改造屋でかつ、毛相(もちろん下の)屋で、適当なこと言いまくってて超わらた。
しかし笑うだけでなく、好きな女の石膏を作ったら別の女に無残にブッ壊されるシーンは胸にキュンと来るものがあったりと、ガッツリした笑いの中にコッソリした感情が盛り込まれてる感じでそこが凄く気に入りました。
シネマヴェーラは二本立てで、この日は鈴木則文と竿師段平のトークショーがあったので、昼過ぎの早い時間から行ってた。
そんなにまだ人の居ないロビーでポーッとしてると、他の映画のチラシを見てたおじいさんが受付のおねいちゃんに「関係者席ありますけど!」とか「すっぽん芸者の回まで、別の映画を上映するのであと2時間ちょっとありますよ!」とか言われてた。
そのおじいちゃんは「いやー、別に席はどこでも観れればいいからー」「前の回のも観るからー」ってニコニコ答えてた。
結局トークショーで登場したときに、あのじいちゃんは鈴木監督だたのか!と知ることになるのだが。
鈴木監督は、温泉芸者シリーズでは温泉街にはあって、日常にはないハチャメチャな「享楽」をテーマに描いているが、そん中にも自分の中で大切なシーン、山城と名和が戦歌を歌うシーン(上映中は大爆笑が起こったシーンなのだけど)では未だに戦争で亡くなった父や兄を思い出して号泣してしまうんですよねぇ。てゆってた。
そんな感じでちょいちょいと他の作品にも自分だけのスペシャルなシーンをこっそり盛り込んでるそうだ。
名和さん(物凄く謙虚なおじいさんだった)はこの映画に出たのは40歳のときらしいが、それから37年経った今観ると、若気の至りみたいな役ですねぇってゆってた。
二人とも、山城新伍のことは千人斬りなんつってたけど実は凄くマジメで、日本が映画全盛の時代に映画に囲まれて育った映画大好きな男だったってゆってました。









