
2009/6/22(月)@渋谷シネマヴェーラ
『噛む女』
シネマヴェーラの神代辰巳レトロスペクティブにて。
旦那(永島敏行)はAV制作会社の社長で下半身は外で暴れまくり、毎晩女のとこか飲み屋でウダついて真っ直ぐ帰ってこない、無断外泊は当たり前、日曜もゴルフと言って出かける。
妻(桃井かおり)はそんな旦那に文句も垂れず、ただニコニコして娘と毎日暮らし、旦那に晩酌する。
そんな冷え切った夫婦関係のもとにまた新たな女がやってきた。
どんどんエスカレートしていく嫌がらせ、それでもニコニコ暮らす妻、しかもその女を調べると20年前に死んでいた!
いやー、ミステリーとしても、かなり面白かったっす。
やっぱ泣いたり喚いたり取り乱したりってより、何考えてるのかわからないくらいニコニコしてるのって一番怖いわぁ。
この旦那がよく夜中に自分の部屋で映画を観てるんだけど、小津の『秋刀魚の味』だったり、あと2本はわからなかったんだけど昔の名作みたいな映画観てるんですよね。
最後の方では「あなた、また監督やったら?」という妻に、「もうAVは撮るのはやめた」なんてセリフもあるし。
あと特筆すべきは、泉谷しげるの「春夏秋冬」のサビが3回使われてます。
桃井かおりが自分の車の中でいつも聴いてるみたいで、娘が無邪気に歌う春夏秋冬、桃井が娘を乗せた車で顔クチャクチャにして今にも泣きそうになりながら聴く春夏秋冬、旦那がラスト直前で妻の車を運転してるとき聴く春夏秋冬。
それぞれの想いのバックにこのサビが流れてて、なんだか泣きそうになっちゃった。
「春夏秋冬」 泉谷しげる、小田和正、桑田佳祐、忌野清志郎バージョン。凄いメンツだw
