3月だというのに東京に雪が降った日の、師匠とメシ食ってるときに一冊の本を借りた。
『アメリカ下層教育現場』。
「お前絶対"おぉぉーー!"って思う箇所あるよ。」と言われ、
もし"おぉぉーー!"て思わなければ落第点押されるのかしらん。。とちょっぴり不安でもあった。
さっそく帰りの電車で、パラパラとプロローグを読み始めた。
読みかけの町山さんの本と、ポール・オースター選の短編ノンフィクションがカバンの中にあったけど。。
内容はアメリカ在住のフリーライターが恩師の頼みで、ある学校の日本の文化を教える非常勤講師となり、当時の経験や考察をまとめたものである。
そのある学校とは、何らかの事情で普通の高校に通えなかった若者に高校卒業と同じ資格を与えるための公設民間運営の学校だ。
生徒の殆どが片親で、マイノリティの子供ばかり。
初日の授業ではUNOで遊んでたり大声でくっちゃべってたり、何も言わずに教室を出ていったり、学級崩壊状態。
そんな落ちこぼれたちに体当たりで自分の人生や立場、ボクサーの言葉を通して、もがきながら授業方法や模索していく。
アメリカの教育現場の実態の一部や、授業内容、生徒たちの言葉、もちろん全てではないけど殆どの生徒たちが徐々に変わって行ったり、信頼関係が出来上がっていくサマが非常に面白く、一気に読んでしまった。
で、"おぉぉーー!"て思った箇所。
チャータースクールでの最後の授業で『ビバリーヒルズ・ニンジャ』を鑑賞させてるのだ!!!
一つは、(かなりコメディ風に調理されてるが)日本を取り扱ってるから。
一つは、主演のコメディアン、故クリス・ファーレイを見せるために。
生きていたら、たくさん活躍してただろうに、ドラッグとかつまらないことで人生を台無しにするな。と言いながら。
この作品を愛する一人として、コメディを愛する一人として、筆者がこの作品を最後の大事な授業で扱ったこと、その真意が読んでて凄く嬉しかった。
そしてぶたさんもこの作品について過去にレビューを書いてます↓
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『ビバリーヒルズ・ニンジャ』
デニス・デューガン監督、クリス・ファーレイ主演。
ドジっ子ながら優しい心を持ち、皆からも愛されるオデブちゃん。
愛する女性を見つけ、ドタバタながらも皆から見守られるエンディング。
普通なら安心してニコニコするとこだが、このクリス・ファーレイというコメディアンは・・・。
ジョン・ベルーシを崇拝し、コメディアンとなり、90年にはSNLレギュラー入りを果たす。
プライベートでは、孤独を嫌い、毎晩友達を呼んだりパーティに行っては大量に酒を飲み、ドラッグをやっては便所で吐き、人前でギャグをし続けた。
一緒に遊ぶ友達が見つからないときはコールガールを呼んで、ナニをするワケでもなく、ハイになってギャグを披露したり、お話をするだけだという。
挙句、4日間一睡もせず、バカ騒ぎを続けた彼は帰宅するなりブッ倒れてそのまま2日後に遺体にて発見。
享年、ベルーシと同じ33歳。
『もうすぐベルーシが死んだのと同じ三十三歳になっちまう。けど俺はまだ、彼のような傑作映画を作れてない』
家に呼ばれ、ただ芸を見せられたコールガールが、彼から聞いた言葉。
哀しすぎる焦り・・・
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